
わが家では、
ドライウォールの壁や天井を
いくつかの色で塗り分けました。
参考にしたのは、
海外の住宅写真やペイントカラー。
PinterestやPPGの色見本、
カラーシミュレーターを使いながら、
完成後を想像して決めていきました。
この記事では、
わが家の色の選び方と実際の配色、
住んでから感じたことをまとめます。
ドライウォールを採用した理由や施工については、
こちらの記事にまとめています。
→ ドライウォールを採用した理由|アメリカンハウスで施工してわかったこと
ドライウォールの色はどうやって選んだ?
最初から、
特定の塗料メーカーや色を
決めていたわけではありません。
ドライウォールの施工業者さんが決まり、
色選びのために貸してもらった
色見本帳がPPGのものでした。
※PPG Paintsは、アメリカの大手塗料メーカーPPGが展開する住宅用ペイントブランドです。
私自身、それまでPPGというメーカーを
よく知っていたわけではありません。
そこから、
PPGのカラーを基準に
具体的な色選びを始めていきました。
それ以前から参考にしていたのは、
海外のPinterestや住宅サイト。
「Modern Farmhouse Paint Colors」など、
複数のペイントカラーを並べた
カラーパレット(配色見本)をよく見ていました。

まずは、
この白と、ブルーと、グリーン。
こんな組み合わせが好き。
というように、
家全体の色の方向をなんとなく決めていきました。
その後、PPGのサイトで
それぞれのカラーを確認。
さらにカラーシミュレーターも使いながら、
壁や天井に色を当てはめて、
完成後をできるだけ具体的に想像しました。
実際に使うのはPPGそのものではなかった
途中までは、
選んだPPGの塗料をそのまま使うものだと思っていました。
ところが打ち合わせを進める中で、
実際にはPPGの色をもとにした近似色で
調色して施工することが分かりました。
海外塗料をそのまま使うより、
費用を抑えられるためです。
それなら、
PPGのカラーだけから選ばなくてもいいのでは?
と考えるようになりました。
わが家で選んだ色と、部屋ごとの考え方
わが家がお願いした施工業者さんでは、
塗装工事費に2色まで含まれており、
3色目以降は1色につき3万円(税抜)の追加費用がかかりました。
色を増やすたびに費用も増えるため、
部屋ごとの配色は見た目だけでなく、追加費用とのバランスも考えて決めました。
最終的には、PPGを参考にした色だけでなく、
Benjamin MooreのHale Navyを参考にした色も採用し、
合計5つの参考色をもとに塗り分けました。
わが家で参考にした主なカラーは、
次のようなものです。
| 場所 | 参考にしたカラー | 考え方 |
|---|---|---|
| リビングなど基本の壁 | COMMERCIAL WHITE / PPG1025-1 | とにかく明るく |
| 多くの天井 | DELICATE WHITE / PPG1001-1 | 壁とは少し違う白に |
| 1階の個室 | Statue Garden / PPG0996-3 | 落ち着いていて暗すぎない色 |
| 洗面所 | Thunderbolt / PPG10-06 | 落ち着いたグリーン系 |
| 1階トイレ | COMMERCIAL WHITE+Thunderbolt | アクセサリーを見せるため一面だけ白 |
| 2階トイレ | Hale Navy / Benjamin Moore | 小空間なので遊びを入れた |
| 玄関ドア | Hale Navy / Benjamin Moore | 外観との組み合わせで決定 |
玄関ドアは、室内壁とは別に
塗装業者さんへ追加でお願いできないか相談しました。
費用を確認したうえで依頼し、
Hale Navyを参考にした近似色で塗装しています。
2階トイレと玄関ドアは、
どちらもHale Navyを参考にしています。
ただ、玄関ドアは室内壁とは用途や艶が異なるため、
別途調色が必要となり、
追加費用は1万円ほどでした。

PPGやBenjamin Mooreの実物と、
日本で調色した近似色を
並べて見比べたことはありません。
色のわずかな違いまで分かるほど
詳しいわけでもないので、
私は「近似色で十分かな」と思えました。

リビングは、とにかく明るく
リビングは、
壁の色に限らず、
とにかく明るい空間にしたい
というのが基本方針でした。
そのため壁は白。
一方で天井には、
壁とは別の白を選んでいます。
この白2色については、
あとでもう少し詳しく触れます。
個室は、少し落ち着いた雰囲気に

個室には、
Statue Gardenを参考にした色を選びました。
落ち着いた雰囲気はほしい。
でも、暗くなりすぎるのは避けたい。
長く使っても飽きにくく、
完成後の部屋も比較的想像しやすい。
そんなところから選んだ色です。
洗面所と1階トイレにはグリーン系

以前住んでいた家では、
一部に鮮やかなグリーンの壁が使われていました。
その雰囲気が好きだったため、
新居でもグリーン系を取り入れています。
ただし今回は、
少し落ち着いたThunderboltを参考にしました。
1階トイレは、本当は羽目板にしたかった
1階トイレでは、
ペーパーホルダーやタオルリングなどを付ける壁だけ
COMMERCIAL WHITE。
その他の壁はThunderbolt。
天井もCOMMERCIAL WHITEにしています。

実は最初、
アクセサリーを付ける一面には、
2階の折り上げ天井と同じような
羽目板を使いたいと考えていました。
ところが見積もりは、
材工で約6万円。
さらに諸経費や消費税もかかります。
トイレの一面に入れる
「遊び」としては、さすがに高い。
そこで羽目板は見送り、
塗装で色を切り替えることにしました。
ブルーグリーンのアクセサリーを付ける予定だったので、
Thunderboltの上より、
白い壁を背景にした方がきれいに見えそう。
そう考えて、
この一面だけ白にしています。

色を決める際に、壁の一面と天井のみ色を切り替える施工例があまり見つからず、変にならないか心配でした。
今は、白い面が増えることで明るさも出て、気に入っています。
2階トイレは「遊び」を入れた
2階トイレは、
Benjamin MooreのHale Navyを参考にした濃色。
玄関ドアと同じ系統の色です。
ここはシンプルに、
小さな空間なので、少し遊んでみたかった。
という理由が大きいです。
玄関ドアの色は、
外壁や屋根との組み合わせも含めて決めました。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
→ 外観カラーの決め方|外壁・屋根・玄関ドアの色選びとシミュレーション実例
白を2色使ってみたら、想像とは少し違った
リビングでは、
壁:COMMERCIAL WHITE
天井:DELICATE WHITE
という2種類の白を使っています。
色を選んでいたときの私のイメージは、
壁には少しやわらかい白。
天井には、より真っ白な白。
という組み合わせでした。
シミュレーターで見たときも、
私にはそのように見えていました。
ところが実際の現場では、
塗装をしていた職人さんから、
壁に使ったCOMMERCIAL WHITEの方が
真っ白に近い色だと教えてもらいました。

完成してから見ても、
私には確かに、
壁の方が白く、
天井の方が少しやわらかく
見えます。
壁と天井では、そもそも条件が違う
ただし、
これを単純に2色の違いだけで
比べるのは難しいです。
壁と天井では、
光を受ける角度が違います。
自然光の入り方も、
照明の当たり方も違います。
さらに、わが家で実際に使ったのは
PPGそのものではなく近似色。
そのため、
この見え方の差が
どこまで色そのものによるものなのかは、
正直よく分かりません。
シミュレーターは
完成を想像するためにかなり役立ちましたが、
実際の空間での見え方を
完全に再現するのは難しいのだと思います。
そして、
白を2色使うために
費用をかけた意味がどこまであったのか。
これも、正直よく分かりません。笑
それでも、
真っ白一色でまとめた空間とは少し違う、
ほんのわずかなニュアンスの差
は感じています。
当初の想像とは違いましたが、
今の仕上がりも気に入っています。
光で変わる色と、住んで分かったこと
塗装した壁で好きなのが、
光によって見え方が変わるところです。
窓のないトイレを除けば、
朝や昼の自然光、
曇りの日、
夕方の光。
時間帯によって、
同じ壁でも少しずつ表情が変わります。
夕焼けの色が入る時間もきれい。
また、夜になると
照明器具が壁や天井につくる影も
雰囲気があります。
濃い色は、意外と擦れ跡が目立つ

一方で、
住んでから分かったこともあります。
2階トイレのような濃い壁色は、
白より汚れが目立ちにくそうに
思えるかもしれません。
でも実際には、
擦ったような白っぽい跡がかなり目立ちます。
場所によっては、
白い壁よりむしろ気になるかも。
と思うくらいです。
濃色を選んだこと自体は気に入っていますが、
これは住んでみて分かった部分でした。
余った塗料を残してもらえた
施工時には、
塗装屋さんから補修方法も軽く教えてもらいました。
傷んだ部分をパテで補修して、
平らにしてから塗ればいい。
説明はそれくらいシンプルでした。
さらに嬉しかったのが、
余った塗料を残してもらえたこと。
入居直後から、
何かあっても、この塗料で補修できる。
と思えたのは安心でした。
近似色で調色してもらっているからこそ、
実際に使った塗料が手元に残っているのも助かります。

ちなみに現場では、
塗装をまとめていた方から
「いい色ですね」
と言っていただいたことも。
かなり悩んで選んだ色だったので、
ちょっと嬉しかったのを覚えています。
まとめ|海外の色選びを、日本の家で試してみて
わが家では、
海外の住宅写真やカラーパレットを参考にしながら、
ドライウォールの色を決めました。
シミュレーションと実際の仕上がりでは、
見え方が少し違った部分もあります。
正解が分からないまま、
実験的に決めた色もありました。
想像どおりにならなかった部分もありますが、
実際の光の中で変わって見える色も含めて、気に入っています。
補足|色選びで参考にしたサイト


