
わが家の玄関横には、
入居後に追加で作った
マッドルーム風の収納スペースがあります。
入居直後は、
無印良品のパイン材ラックを置いて使っていました。
収納としては十分でしたが、
玄関を見るたびに、
家全体の雰囲気と少し合っていないことが
気になっていました。
この記事では、
わが家が玄関横をマッドルーム風に改修した理由、
羽目板・棚・フックを使った改修内容、
実際の使い方、
収納力が減っても満足している理由についてまとめます。

マッドルームとは?海外の玄関まわりにある収納スペース
マッドルームとは、
海外の家で見かけることが多い、
玄関まわりの収納スペースのことです。
コートや帽子を掛けるフック、
靴を履くためのベンチ、
外で使うものを置く棚などがあり、
家に入る前後のものをまとめておく場所として使われています。
日本では、
まだあまり一般的な言葉ではないかもしれません。
日本の住宅でいうと、
玄関収納、土間収納、
ベンチ付きのシューズ収納に近い役割があります。
ただ、わが家の場合は、
海外の家にあるような本格的なマッドルームではありません。
泥や濡れたものをしっかり受け止める
専用スペースというより、
玄関まわり、つまり海外でいうエントリーウェイに、
マッドルームの要素を小さく取り入れた場所です。
わが家では、
玄関横の小さな壁面を使って、
棚・フック・靴置きをまとめた
マッドルーム風の玄関収納として使っています。
海外のエントリーウェイに憧れていた
家づくりをしているうちに、
欧米の家の雰囲気を
あちこちで意識するようになりました。
玄関も、そのひとつです。
海外のPinterestで玄関まわりの写真を見ているうちに、
「こういう玄関まわりを、
わが家にも小さく取り入れたい」と思うようになりました。
子どもと一緒に
『パディントン』や『おさるのジョージ』を観ていたときにも、
玄関まわりにフックやベンチが出てくることに気づきました。
大きな家だけではなく、
アニメに出てくるような普通の暮らしの中にもある。
あちらでは自然な玄関まわりの景色なのかもしれない、
と感じたことも、
わが家でマッドルーム風の場所を作りたくなった理由のひとつです。
ただ、海外のエントリーウェイやマッドルームの雰囲気を、
日本の暮らしに自然に取り入れられる施工例は、
なかなか見つけられませんでした。
日本の玄関は、
どうしても日本らしくなりやすい場所だと感じています。
大きな理由は、
靴を脱ぐという文化の違いだと思いました。
わが家では、
玄関まわりを海外風に近づけるために、
玄関はフラットにしています。
フラット玄関は比較的施工例もあり、
計画しやすい部分でした。

一方で、
マッドルーム風の収納には憧れがあったものの、
新居計画中に家族分の靴の数を考えると、
収納力の面では少し不安がありました。
私は見た目の雰囲気を重視していましたが、
夫は収納力や使いやすさを重視していました。
その意見もあり、
新築時にマッドルーム風の収納を作ることは、
一度あきらめました。
収納は無印良品のラックで計画することに
旧居では、
上下に分かれた扉付きの玄関収納を使っていました。
収納量はありましたが、
中の通気性が気になったことと、
奥に使っていない靴が隠れがちだったことが
気になっていました。
さらに、上の収納スペースは高さがあり、
日常的には使いづらい場所でした。
玄関土間に広さがあれば、
まだ違ったかもしれません。
ただ、旧居の玄関土間はかなり小さく、
上段のものを出し入れするには窮屈でした。
その経験もあり、
新居では靴をしまい込む収納よりも、
見えていて、出し入れしやすい収納の方が
合っていると感じていました。
可動棚や固定棚にすることも考えましたが、
可動棚は見た目の理由からなしに。
固定棚は、
将来の自由度を考えて採用しませんでした。
可動棚ではなく固定棚にしたパントリーについては、
こちらの記事で詳しくまとめています。
→ 2.48㎡の小さなパントリーを作ってよかった。食品ストック・家電・ゴミ箱までまとめた収納計画
そこで入居直後は、
玄関横に無印良品のパイン材ラックを置く計画になりました。
幅もほぼぴったり合い、
実用的だと思いました。
入居後すぐに自分たちで組み立てて設置し、
しばらく使っていました。
使いやすかったけれど、玄関の雰囲気には合わなかった
無印良品のパイン材ラックには、
やわらかポリエチレンケースを置いて使っていました。
靴や帽子、外で使うものをまとめやすく、
収納としては使いやすかったです。
新居計画中から、
しばらくはこの形で使うつもりでした。
ただ、玄関に入るたびに、
家全体の雰囲気と少し合っていないことが
気になっていました。
ラックそのものが悪いわけではありません。
でも、わが家の玄関では、
無印良品らしい雰囲気が強く出てしまい、
目指していた海外風の玄関まわりとは
少し方向が違うように感じていました。
収納力より、玄関の見た目を優先して改修した
改修のきっかけになったのは、
機能性を重視していた夫も、
玄関まわりの見た目を気にするようになったことでした。
収納力を考えると、
夫はラックのままを希望すると思っていました。
でも、夫からも改修していいという話になり、
マッドルーム風に整える方向で進めることにしました。
今回の改修は、
収納力を増やすためのものではありません。
むしろ、靴を置ける量だけで見れば、
以前の無印良品のラックのほうが
多く収納できました。
それでも改修したのは、
玄関横の見た目がどうしても気になっていたからです。
住み始めてから2〜3ヶ月ほどで、
家を建ててもらった担当の方に相談し、
最終的には入居後半年ほどで工事をしています。

夫からも改修していいと言われたのは、
予想外で、かなり嬉しい展開でした。
羽目板・棚・フックでマッドルーム風にした
改修では、
玄関横の壁面に羽目板を張り、
上部に棚とフックを取り付けました。
工務店には、
簡単な絵を描いて、
どのような雰囲気にしたいかを伝えています。
こだわったのは、
白い羽目板、木製の棚、黒いアイアンの組み合わせです。
ファームハウスの雰囲気に憧れがあり、
この組み合わせは最初からかなり意識していました。
白いシップラップ風の壁に、
木の棚と黒い金物を合わせるスタイルは、
モダンファームハウスでもよく見かける組み合わせです。
もともと下地が入っていない場所でしたが、
羽目板を横張りにしたかったため、
希望通りに施工できました。
羽目板は、
折り上げ天井でも使った
ウッドラバーズのものと同じです。
幅は、コスト面も考えて
通常タイプの86mmを選びました。
折り上げ天井については、
こちらの記事で紹介しています。
→ 天井高H2300でも後悔しない?折り上げ天井H2500で開放感をつくった話
上部の棚、フック、棚受けは、
施主支給しています。
上着などを掛けるフックは、
玄関スペースの反対側にも設けています。
そのため、マッドルーム風スペースには、
帽子や小物を掛けるための
小さめのフックを選びました。

棚板は木材カット専門店で発注し、
ワトコオイルでセルフ塗装しました。

下に置いている靴置き兼ベンチは、
造作ではありません。
ハンドメイド作品を購入できるCreemaで
サイズオーダーして注文し、
届いたものを置いて使っています。
造作ではなく置くタイプにしたのは、
将来の自由度を残したかったからです。
工務店側の施工費と、
施主支給した棚板や金物、ベンチを合わせて、
2024年当時で13万円ほどの改修でした。

Creemaは、家づくりをきっかけに使い始めました。
細かい要望に合わせて家具を作ってくれる作家さんもいて、
とても助かっています。
靴は「履くものだけ」を置く運用にした
マッドルーム風に改修すると、
収納力が減ることは最初からわかっていました。
そのため、改修に踏み切る段階で、
玄関にすべての靴を置くことはあきらめています。
服を衣替えするように、
マッドルームにはその季節によく履く靴だけを置く運用にしました。

入りきらない靴は、
自分の部屋など別の場所に置くことも許容しています。
子どもたちが大きくなって靴や持ち物が増えても、
この考え方で使っていくつもりです。
玄関収納として考えると、
決して大容量ではありません。
でも、置く靴を絞ることで、
玄関まわりは整えやすくなりました。
実際の使い方|ヘルメットや外出前の荷物置きに
わが家のマッドルーム風収納は、
すべての外用品をしまう場所ではありません。
主に置いているのは、
よく履く靴、帽子、ヘルメットなどです。
ヘルメットは、
出かける前に手に取りやすいよう、
ここに置いています。

そのほか、
園芸用品を一時的に置いたり、
買い物袋を置いたり、
登園前の荷物をまとめたりする場所としても使っています。
ベンチとして座れるようにはしていますが、
実際には座ることはあまりありません。
下段の靴収納を優先したため、
ベンチとしてはぎりぎり座れる高さです。
本格的なベンチ収納というより、
玄関まわりのものを一時的に受け止める場所として使っています。
使ってみて感じること
マッドルーム風に改修して、
見た目の満足度はかなり上がりました。
無印良品のラックを置いていたときよりも、
玄関まわりが家全体の雰囲気に合うようになったと感じています。
夫は、
やはりもう一段棚がほしかったと言っています。
これは、Creemaで靴置き兼ベンチを発注する際にも、
意見が分かれた点でした。
収納量だけを考えれば、
その意見もよくわかります。
ただ、もう一段増やすと、
靴収納としての印象が強くなり、
マッドルーム風にしたかった雰囲気からは少し離れてしまうように感じました。
わが家の場合は、
収納量よりも見た目を優先してよかったと思っています。

収納力を考えると夫の意見もわかるので、
最終的にこの形で妥協してくれたことには感謝しています。
まとめ|小さくても、玄関の印象は変えられる
わが家のマッドルーム風収納は、
海外の家にあるような
広い専用スペースではありません。
玄関横の小さな壁面に、
羽目板、棚、フック、靴置きを組み合わせた
コンパクトな玄関収納です。
収納力は以前より減りましたが、
玄関まわりが家全体の雰囲気に合うようになり、
入居後に改修してよかったと感じています。
日本の玄関に、
海外のエントリーウェイをそのまま取り入れるのは難しいですが、
要素を小さく取り入れるだけでも、
印象はかなり変わります。
わが家にとってこの場所は、
収納力を高めるためというより、
毎日目に入る玄関を、家全体の雰囲気に合わせるための改修でした。

ちなみに、玄関で使っていた無印良品のラックと、
やわらかポリエチレンケースは、
今は長男の部屋で活躍しています。
おもちゃを仕分けて収納するのに使っていて、
収納用品としては、やっぱり使いやすいです。
参考| 公式サイト
【羽目板】
- ウッドラバーズ|ソフトホワイトW1(S-W1)
(公式サイト)
→ 折り上げ天井と同じものにしました。
【フック / 棚受け】
- GORIKIISLAND|アングル ST 250|BK
(公式サイト)
楽天市場で見る|Yahoo!ショッピングで見る|Amazonで見る - GORIKIISLAND|フック PF lagom SQ|BK
(公式サイト)
楽天市場で見る|Yahoo!ショッピングで見る
→ 大好きなGORIKIISLAND製を採用。モダンな雰囲気の真鍮マットブラックです。
■ 参考にしたイメージ
Pinterest(参考リンク):
21 Top Mudroom Entryway Ideas for a Stylish and Functional Home
https://pin.it/58Fqo205s
→ どれも素敵なデザインで、わが家で実現可能なスタイルを取り入れました。

