
わが家のパントリーは、
可動棚ではなく、
棚板とブラケットを使った固定棚にしました。
パントリー全体の使い勝手については、
こちらの記事でまとめています。
→ 2.48㎡の小さなパントリーを作ってよかった。食品ストック・家電・ゴミ箱までまとめた収納計画
この記事では、
パントリーの棚板とブラケットを施主支給したときに、
実際に決めたことを中心にまとめます。
パントリーの固定棚は、
日本の住宅では実例を探しにくく、
自分で考えることが多い部分でした。
サイズや高さ、棚受けの選び方も、
本当にこれでうまくいくのか、
計画中は少し不安がありました。
この記事では、
わが家が棚板とブラケットを施主支給するときに決めたことを、
具体的な数値と流れに沿ってまとめます。
わが家のパントリー収納は3つのエリア

わが家のパントリー収納は、
大きく3つのエリアに分かれています。
- パントリーエリア①:奥行き200mm棚
- パントリーエリア②:奥行き400mm棚
- ゴミ箱・家電エリア
最初からきっちり3つのエリアを計画したというより、
パントリーとして割り当てられたスペースを
どう有効に使うか考えた結果、
この3つに分かれました。
パントリーエリア①は、
調味料や粉類など、細かい食品ストックを置く場所。
パントリーエリア②は、
乾物、乾麺、缶詰、紙類、ゴミ袋類などを
ざっくり収納する場所。
ゴミ箱・家電エリアは、
分別ゴミ箱、コーヒーメーカー、トースター、シュレッダーなどを
まとめる場所として考えました。
同じパントリー内でも置くものが違うため、
棚板の奥行きや枚数、高さは、
エリアごとに分けて考えています。
奥行き200mm棚と400mm棚の使い分けについては、
別記事で詳しくまとめています。
→ 2.48㎡パントリーの収納実例。奥行き200mm棚と400mm棚に置いているもの
また、ゴミ箱・家電エリアは、
キッチン側にも作っています。
キッチン側は、可燃ゴミや電子レンジなど、
調理スペースの近くにあると使いやすいものを
優先して置いています。
→ キッチンの調理家電棚とごみスペース|家電とごみ箱の置き場を考えた収納計画
固定棚の棚板サイズと高さを決める
棚板を施主支給するにあたり、
まず確認したのは、棚を入れるエリアの寸法です。
横幅と奥行きはもちろんですが、
どれくらいの高さに棚板を何枚つけるかを
あらかじめ考えておく必要がありました。
パントリーエリアの棚の高さは、
海外のPinterestなどで見たパントリー棚のバランスも参考にしました。
下の段は低すぎると出し入れしにくそうだったので、
床に近すぎる位置からは始めず、
H400mmくらいから棚を入れることにしました。
基本の棚間隔は、
H350mm前後を目安にしました。
H350mmほどあれば、
多くの食品ストックや収納ボックスが置けて、
取り出しやすいと考えたためです。
一方で、
奥行き200mmのパントリーエリア①は、
細々したものを置く想定でした。
そのため、
H350mmの棚を2段ほど入れ、
それより上はH250mm程度にして、
棚数を増やすことを優先しました。

ゴミ箱・家電エリアは、
ゴミ箱の高さと、置く予定だった家電のサイズをもとに考えました。
ここは棚板を詰め込みすぎず、
家電を置いても使いやすいように、
ゆとりのある高さにしています。
棚板の厚みは、
パントリー部分では25mmを基本にしました。
固定棚のブラケットを選ぶ
棚板のサイズや高さを大まかに決めてから、
次に考えたのがブラケット、いわゆる棚受けです。
ブラケットは、
背面支持にするか、側面支持にするか、
というところから考える必要がありました。
わが家では、
棚の両サイドに壁がある場所は側面支持、
両サイドに壁がない場所は背面支持を基本に考えました。
ただし、実際に取り付けられるかどうかは、
壁の下地や棚板の奥行き、置くものの重さ、
使用するブラケットの仕様によって変わります。
そのため、最終的には工務店の担当さんに確認しながら進めました。
奥行き200mm棚は、背面支持のブラケットにした
奥行き200mmの棚は、
わが家の形状では背面支持で考えるのが自然でした。
いくつか候補を探したうえで、
IKEAのSANDSHULTを使うことにしました。

白いブラケットで、
棚板と合わせたときの雰囲気がよく、
無垢材の塗装品で価格とのバランスも良いと感じました。
また、ブラケットを取り付けても、
あらかじめ決めていた棚の高さに干渉しないことも確認しました。

奥行き200mmの棚は棚板の枚数が多く、
それに比例してブラケットの数も多くなります。
できるだけ雰囲気に合って、
価格も抑えられる棚受けが見つかってよかったです。
奥行き400mm棚は、側面支持のブラケットにした
奥行き400mmの棚は、
両サイドの壁を使って側面支持ができる場所でした。
そのため、
側面支持にする前提でブラケットを探し、
清水のライン棚受を採用することにしました。

こちらは、
できるだけ目立ちにくいブラケットを探していて選んだものです。
ブラケットを選ぶときは、
見た目だけでなく、耐荷重も確認しました。
棚板自体の重さと、
実際に置くものの重さを大まかに考えたうえで、
ブラケットを選んでいます。
考えた内容をイラストにして、工務店に共有した
棚板のサイズや高さ、
家電やゴミ箱の位置は、
頭の中だけで考えるとずれやすい部分でした。
そこで、検討段階から簡単なイラストを描きながら、
どの面に、どの棚板を、どのくらいの間隔で入れるかを
具体的にしていきました。
この段階で、
棚板の枚数や間隔だけでなく、
ゴミ箱の高さ、家電の位置、
コンセントの位置も合わせて考えています。
新居引っ越し前にSwitchBot K10+を購入していたため、
ロボット掃除機用のコンセントも必要でした。
ルーター置き場は、
棚の配置を考える中で後から決まっていった部分です。
D200の最上段なら、
目立ちにくく、必要なときに確認もしやすいため、
パントリー内に置くことにしました。
最終的にまとまったものを、
工務店の担当さんに共有しました。

実際に共有した資料をもとに、公開用に一部加工しています。
施主支給の場合、
どの棚板をどこに使うのか、
どのブラケットで取り付けるのかが伝わっていないと、
現場で間違いが起きる可能性があります。
そのため、簡単なものでも、
図にして共有しておいてよかったと思っています。
発注前に工務店へ最終確認した
棚板を発注する前には、
工務店の担当さんにサイズを最終確認してもらいました。
特に確認したのは、
棚板の横幅と奥行きです。
図面を見るだけでは判断しにくい数字もあり、
間違えて発注してしまうと大変です。
わが家の場合、
主に確認したのはこのあたりです。
・棚板の正確なサイズ(横幅、奥行き、厚み)
・ブラケットの種類、耐荷重
・コンセント位置
・現場へ納品するタイミング
施主支給は、
自分で自由に選べる一方で、
発注ミスをするとそのまま現場に影響します。
棚板のサイズはmm単位で指定できるため、
発注前に工務店へ確認しておいて安心でした。
棚板を発注し、自分で塗装して搬入した
棚板のサイズやブラケットを決め、
工務店の担当さんにも確認したうえで、
棚板を発注しました。
棚板はゴム集成材を選んだ
棚板は、
木材をフリーカットできるネットショップで発注しました。
パントリー部分には、
ゴム集成材を選んでいます。
選べる木材の中で、
できるだけコストを抑えられるものを選びました。
パントリー内は、
LDKから大きく見える場所ではありません。
そのため、
見えにくい場所にはコストをかけすぎず、
実用性と価格のバランスを優先しました。

キッチンの飾り棚やリビングの笠木など、
目に入りやすい部分にはウォールナットを使用しています。
見える場所と見えにくい場所で、
素材の使い分けをしました。
発注時には、
糸面加工と磨きを指定しました。
また、パントリーエリア①の棚板には、
コーナーRを3mmだけ追加しています。
背面支持で角が出る形だったため、
少しだけ角をやわらげたかったからです。
発注した棚板サイズ
パントリー用として発注した棚板は、
具体的に以下の3種類です。
| 用途 | サイズ・枚数 |
|---|---|
| パントリーエリア① | 25×200×760mm/6枚 |
| パントリーエリア② | 25×400×595mm/5枚 |
| ゴミ箱・家電エリア | 25×400×795mm/2枚 |
金額については、
ブラケット代や塗料代の目安とあわせて、
記事の後半でまとめています。
棚板はエリアごとに色を変えて塗装した
発注した棚板は、
そのまま使わず、自分で塗装しました。
パントリーエリア①の棚は、
ミルクペイントのクリームバニラで塗装。

パントリーエリア②の棚は、
ミルクペイントのインディアンターコイズと
ハニーマスタードを混ぜた色で塗装しました。

仕上げには、
ミルクペイントのトップコートクリアを使っています。
キッチンに近いゴミ箱・家電エリアの棚は、
ワトコオイルの濃い色で塗装しました。

キッチンの飾り棚はウォールナットで施主支給していたため、
キッチンに近い部分はその色味に寄せたかったからです。
一方で、
奥まったパントリーエリアは少し色で遊びました。

手間はかかりましたが、
塗装することで、
ゴム集成材の棚板も空間になじむ仕上がりになりました。
棚板とブラケットにかかった費用
パントリー部分の棚板とブラケットにかかった費用は、
ざっくり以下のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 棚板 D200 25×200×760mm/6枚 | 12,000円 |
| 棚板 D400 25×400×595mm/5枚 | 11,650円 |
| 棚板 D400 25×400×795mm/2枚 | 6,200円 |
| ブラケット IKEA SANDSHULT/12個 | 6,000円 |
| ブラケット 清水 ライン棚受/7セット・14本 | 7,161円 |
| 棚板+ブラケット 合計 | 約43,000円 |
※金額は2023年11月時点のものです。
※送料、塗料代、塗装する手間は含んでいません。
※清水のライン棚受は1セット2本入りです。
また、当時購入した塗料の金額感は、
ざっくり数千円〜1万円弱くらいです。
ただし、購入した塗料は他の場所にも使用したり、
余った分を今も保管しているものもあるため、
パントリー棚板だけの費用としては、
きっちり切り分けていません。

無垢材を使うことは、
家づくりで大事にしていたことのひとつでした。
パントリーのような裏方スペースでも、
無垢材の棚板やブラケットで作れたことは満足しています。
材料費としては、
棚板とブラケットで約43,000円。
塗料代の目安まで含めると、
ざっくり43,000〜53,000円ほどでした。
ただし、この記事でまとめているのは、
棚板・ブラケット・塗料などの材料費です。
固定棚の施工費や下地補強の有無は、
工務店やハウスメーカーによって変わると思います。
施主支給で固定棚を検討する場合は、
材料を発注する前に、
施工費や取り付け条件も確認しておくと安心です。
まとめ|棚板施主支給は、サイズ確認と現場共有が大事
パントリーの固定棚は、
日本の住宅では実例を探しにくく、
自分で考えることも多かったです。
そのため、わが家では、
サイズや高さ、ブラケット、コンセント位置などを
ひとつずつ確認しながら進めました。
固定棚の棚板を施主支給する流れをまとめると、
わが家ではこんな順番でした。
- 棚を入れるエリアの
幅・奥行き・高さを確認する - 置きたいものに合わせて、
棚の高さと枚数を考える - 背面支持か側面支持かを考え、
ブラケットを選ぶ - コンセント位置やルーター置き場も
合わせて確認する - 考えた内容をイラストにして、
工務店へ共有する - 発注前にサイズや取り付け条件を最終確認する
- 棚板を発注し、塗装して現場へ搬入する
固定棚はあとから高さを変えにくいので、
発注前に、サイズ・高さ・取り付け条件を確認しておくことが大事だと感じました。
手間はかかりましたが、
棚板やブラケットをひとつずつ選び、
わが家のスペースに合わせて作れたことは、
結果的にとても満足しています。
パントリーの固定棚や、
棚板の施主支給を検討している方の
参考になれば幸いです。
■ この記事で使っている関連アイテム
【ブラケット】
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→ パントリーエリア①の奥行き200mmの棚に使いました。無垢材の塗装品で、価格とのバランスが良いと感じました。 - 清水|ライン棚受|SH-TL380W
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→ パントリーエリア②とゴミ箱・家電エリアの奥行き400mmの棚に使いました。目立ちにくい棚受を探していて採用しました。
【塗料】
- ターナー色彩|ミルクペイント クリームバニラ
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→ パントリーエリア①の棚板塗装に使いました。 - ターナー色彩|ミルクペイント インディアンターコイズ
楽天市場で見る|Yahoo!ショッピングで見る|Amazonで見る - ターナー色彩|ミルクペイント ハニーマスタード
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→ パントリーエリア②の棚板は、2色を混ぜて塗装しました。 - ターナー色彩|ミルクペイント トップコートクリア
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→ ミルクペイントで塗装した棚板の仕上げに使いました。 - ワトコオイル|エボニー
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→ ゴミ箱・家電エリアの奥行き400mmの棚に使いました。
エボニーを使ったと思うのですが、
ダークウォルナットも同じ頃に購入していたため、
もしかしたらダークウォルナットかもしれません。

