IHとガスどっち?料理の仕事をしていた私がIHを9年使ってわかったこと|三菱ユーロスタイルIHレビュー

コンロ選びで「IHかガスか」は、多くの人が一度は迷うポイントだと思います。

料理を仕事にしていた私も、昔はガス派でした。
火力の強さや直火の安心感、慣れ親しんだ使い勝手もあり、IHはあまり選択肢に入っていませんでした。

どこかで「IHは火力が弱そう」「料理好き向きではない」というイメージを持っていたのだと思います。

しかし、賃貸で7年間、新居で2年間、
あわせて9年間IHを使う中で価値観が変わり、
現在の家づくりでは迷わずIHを選択しました。

今使っているのは、三菱ユーロスタイルIHです。

この記事では、次の内容をまとめます。

  • ガス派だった私がIHに変わった理由
  • IHを9年使って感じたメリット・デメリット
  • IHとガスが向いている人の違い
  • 実際に使っている三菱ユーロスタイルIHの本音レビュー

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料理の仕事をしていた私が、昔はガス派だった理由

実家で長年ガスコンロを使っていたこともあり、
私にとってコンロといえばガスでした。

大学生から始まった賃貸生活では、それなりに自炊をして過ごしていました。

実家を出てからのガスコンロ利用歴は10年ほど。
賃貸物件も「ガスコンロであること」を検索条件に入れるなど、
当時はコンロ選びにそれなりにこだわりがあったと思います。

IHは使ったことがなく、
なんとなく火力が心配で、
慣れているガスを選択してきました。


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デザイナーズ賃貸でIHを7年使って価値観が変わった

引越しを考えていたあるとき、
気に入ったデザイナーズの借家がIH(3口)でした。

今までこだわっていた条件だけに、非常に迷いました。

入居前はワット数や火力相当を調べ、
いけるかどうかをしっかりリサーチ。

当時のIHは、3.0kWが2口、1.2kWが1口。
スペックとしてはガスコンロと比較しても問題ないと判断しました。

3口あるという安心感もあり、
最終的にはIHでも住むことを決めました。

とはいえ、
やはり私は、選ぶ基準がデザイン重視になりがちです。

はじめは調理器具の買い替えや、
ガスコンロとは違う使い勝手に戸惑いました。

長年ガスコンロに慣れていた分、
加熱の感覚や調理中の手の動きなど、最初は少し勝手が違うと感じたのを覚えています。

それでも、使い続けるうちに徐々に慣れ、
気づけばIHを7年間使っていました。

賃貸でのIH。日常の調理の様子
賃貸のIHコンロを使った日常の調理の様子

7年使ってみての結論は、
慣れれば普通に快適、ということ。

むしろ、ガスコンロには戻れないと感じるほどでした。

この7年間は子どもが小さかったこともあり、
IHの方が安心だと感じる場面も多くありました。

当初気にしていた火力も、
日常調理では特に問題ありませんでした。

また、IHにすると「鍋が振れない」と言われることがありますが、
実際に使ってみると、それが料理のしやすさに直結するわけではないと感じました。

鍋が振れないことを不便に感じる場面はあっても、
普段困ることはほとんどなく、
それだけで料理のしやすさが変わるとは思いませんでした。

IHでは鍋を振るような使い方はしにくいものの、
実際には少しゆすったり、持ち上げたりしながら調理することはあります。
(ただ、鍋を大きくずらしたり、不安定な状態で使ったりしない方が安心です。)


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久しぶりにガスを使うと思うこと

すっかりIHに慣れた私ですが、
実家に帰るとガスコンロを使うこともあります。

年に数回の帰省で揚げ物や炒め物などの調理をするたび、
ガス火が少し怖く感じる場面もあります。

調理器具の置き場所や、コンロ近くのものを取る時は、
IHコンロより慎重になります。

また、IHと比べて上昇気流が強く、
IHに慣れた今では、以前より熱く感じます。

Aomi
Aomi

この上昇気流は、夏場は特にきつく感じました。


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最終的にIHを選んだ理由

新居を考えるとき、
コンロをガスに戻す選択肢はほとんどありませんでした。

いちばん大きかったのは、
すでにIHでの生活に慣れていて、
その快適さを実感していたことです。

火力に不満はなく、
子どもが小さい時期にも安心感があり、
掃除のしやすさや見た目のすっきり感も含めて、
私にとってはIHの方が暮らしに合っていました。

ガスに強いこだわりがあった私でも、
こうした積み重ねがあり、
「IHを選ばない理由がない」状態になっていました。

IHコンロで調理している様子(火力の実感)
IHの調理中の様子

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IHのメリット・デメリット(9年使った実感)

IHにもメリット・デメリットの両方があります。
ここでは、9年使って実感した点を整理して紹介します。

IHのメリット

  • 火が見えない安心感
    裸火が出ないため、気持ちの面で落ち着いて使いやすいと感じます。
  • タイマー調理の心理的安心
    煮込みやゆで調理のときも、ガスより気楽に使いやすいと感じます。
  • 子どもがお手伝いしやすい
    小さい子どもがキッチンに立つ時も、ガスより安心感があります。
    裸火がない点は安心ですが、調理器具やトッププレートは熱くなるため、その点は子どもたちにも伝えるようにしています。
トッププレートが熱くなっている状態
加熱中はもちろん、余熱でも触ると熱い状態が続きます
  • 上昇気流が弱い
    ガスと比べると、調理中の熱気がやわらかく感じます。特に暑い時期は差を感じやすいと思います。
  • 掃除がラク
    天板がフラットなので、日々の拭き掃除はかなりしやすいです。
IHコンロの掃除前後の比較
IHコンロは凹凸がなく、掃除しやすい
  • 見た目がフラットで美しい
    掃除のしやすさだけでなく、キッチン全体がすっきり見えるのも気に入っています。
リビングから見えるIHコンロ
フラットなIHコンロはスタイリッシュ
Aomi
Aomi

わが家はリビングからコンロが見える間取りのため、
フラットであることは大きなメリットです。

IHのデメリット

  • IH対応の調理器具にする必要がある
    ガスから切り替える場合、鍋やフライパンを見直す必要が出てきます。
IH対応調理器具
IH対応調理器具にする必要がある
  • 調理中にフライパンなどがすべりやすい
    調理中にフライパンや鍋がすべりやすく、加熱位置の丸からずれてしまうことがありました。
    これも、慣れるまでは時間がかかった点です。
  • 鍋が振れないことを気にする人もいる
    私の体験では日常調理で大きく困りませんでしたが、気になる人は気になるポイントだと思います。
  • 鍋底やトッププレートの水分に気を使う
    IHは鍋底温度を検知して加熱するため、鍋やフライパンの底、トッププレートの水分は拭いて使います。
  • 停電時に使えない
    災害時の調理手段としては、別の備えがあると安心です。

わが家では卓上ガスコンロを所有し、
ガスボンベを2本ほど常備しています。

現在はほぼ災害用ですが、
将来的には卓上コンロで鍋料理などにも活用し、
ガスボンベをローリングストックしていく予定です。

Aomi
Aomi

吹きこぼれをしてしまう時があり、
水気をきっちり拭き取らないと調理しにくいのは、
少し面倒に感じます。

鍋底に水滴が残っていると、ビチビチッと音がします。
ガスコンロからIHに切り替えた当初、
一番慣れなかったところかもしれません。


IHが向いている人・ガスが向いている人

IHにもガスにも、それぞれ向いている人がいます。
私自身はIHを選びましたが、ライフスタイルによって答えは変わると思います。

IHが向いている人

  • 火の取り扱いに不安がある人
    裸火がないため、ガスより落ち着いて使いやすいと感じる人も多いと思います。
  • タイマー調理をよく使う人
    ガスにもタイマー機能はありますが、裸火がない分、気持ちの面で使いやすいと感じやすいです。
  • 小さい子どもがいる家庭
    火が見えない分、キッチンに立たせる時の心理的な安心感があります。
  • 掃除の手間を減らしたい人
    天板がフラットなので、日々の拭き掃除がしやすいです。
  • 見た目をスッキリさせたい人
    凹凸が少なく、キッチン全体をすっきり見せやすいです。

ガスが向いている人

  • 強火調理や中華料理をよくする人
    IHでも強火は出せますが、ガスとは加熱の仕方が異なります。
    本格的な炒め物の仕上がりを重視する場合は、ガスの方が合うと感じる人もいます。
  • 火加減を目で見て調整したい人
    直火での調理に慣れていると、ガスの方が扱いやすいと感じる人もいます。
  • 多様な調理器具を使いたい人
    使いたい鍋やフライパンがはっきりしている場合は、ガスの方が自由度が高いと思います。
  • 魚焼きグリルをよく使う人
    IHにもグリルはありますが、直火の焼き上がりや使い勝手を重視する場合は、ガスの方が合うと感じる人もいます。
  • 停電時も調理したい人
    災害時の調理手段として考えるなら、ガス系は強みがあります。

三菱ユーロスタイルIHを選んだ理由

私は魚焼きグリルの掃除が苦手で、
魚はオーブンで焼いていました。
そのため、賃貸で魚焼きグリルがついていても、ほとんど使わなくなっていました。

新居では、使わないグリル付きコンロは入れたくないと思い、
グリルレスのIHを探していました。

また、グリルレスにすると、
グリル部分が引き出し収納になるというメリットもあります。

ただ、当時(2022年頃)は日本製のグリルレスコンロがほとんどなく、
三菱ユーロスタイルIH【CS-T322BFR】が、実質これ一択でした。

妥協で選んだわけではなく、
フラットで無駄のないデザインが気に入り、
納得して選んでいます。

3口IHで、
3.0kWが2口、1.5kWが1口と、
日常調理には十分な火力があります。

施主支給が可能だったため、
約13万円で購入できたのも大きなポイントでした。

また、キッチン設計でレンジフードを設けない計画があり、
IHにしたことでハードルが下がったのもメリットでした。

詳しくは別記事にまとめています。
レンジフードなしは後悔する?IH×吹き抜けで2年住んだリアルな実体験


三菱ユーロスタイルIHを2年使ったレビュー(使用感まとめ)

7年間賃貸で使っていたIHコンロと比べても、
日常調理では十分な火力だと感じています。

グリルレスにしたことで生まれた収納部分も、
実際に使ってみて満足しています。
現在は主に金属製の調理器具を収納しています。

グリルレスIH下の引き出し収納
IH下の収納スペース

魚焼きグリルはありませんが、
魚はこれまで通りオーブンで焼いているため、特に不便は感じていません。

また、排気口が上部にむき出しになっておらず、
別でカバーを用意しなくても掃除しやすいデザインなのは、
個人的に気に入っているポイントです。

IHコンロの排気口デザイン
IHの排気口まわり

正直にいうと、一番気になったのは音声ガイダンスです。
初期設定の音声はひと昔前の機械的な声に聞こえ、好みではありませんでした。
なくても困らないため、すぐにオフにしています。

また、間取りの関係でIHコンロはキッチンの右側に設置しています。
本機には「煮込み機能(左)」と「揚げ物機能(右)」がありますが、
私の使い方では逆の方が使いやすいと感じました。
とはいえ、実際は火加減調整で調理することが多く、
そこまで大きな不満にはなっていません。

使用開始から2年ほど経ち、
劣化としては周囲の黒いメッキ部分に、
わずかな塗装剥がれが見られる程度です。
鍋などが当たった際についたものだと思いますが、許容範囲と感じています。


結論|IHは「料理ができない人のもの」ではない

IHコンロは「料理好きには向かない」というイメージがあるかもしれません。

でも、料理を仕事にしていた私が長年使ってきた実感としては、
IHでも日常調理に困ることはなく、
ガスにすればよかったと後悔したこともありません。

むしろ、裸火がないことの安心感や掃除のしやすさ、
キッチン空間の快適さを考えると、
私にとってIHは非常に合理的な選択肢でした。

ガスにも良さはありますが、
どちらが合うかは、ライフスタイルや調理スタイル次第です。

少なくとも私にとっては、
IHは「料理がしにくいもの」ではなく、
暮らしに合った使いやすいコンロでした。

参考|公式サイト

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