
新居のアイランドカウンターは、壁付けキッチンと同じく
IKEAの「メトード(METOD)」シリーズでつくりました。
わが家のアイランドは、シンクやコンロを備えない「両面収納タイプ」。
作業台としても、収納としても日々活躍しています。
IKEAのキッチンは自由度が高いぶん、初めて見ると少し難しく感じるかもしれません。
キャビネットや扉、天板などを自分で組み合わせてつくる仕組みになっているため、
「本当に理想のかたちができるのかな?」と不安に思う方も多いと思います。
わが家も当初は、国内メーカーのシステムキッチンでアイランドを検討していました。
ただ、両面収納タイプはどこも高価で、見積もりを取らずとも予算オーバーが目に見えていました。
ウッドワンの「スイージー」も検討し、片面収納で見積もりを出してもらうも、予算ぎりぎり。
「理想のデザインを叶えたいけど、予算的に厳しい」
そんな中でたどり着いたのが、IKEAキッチンでした。
とはいえ、当時は「IKEAでアイランドカウンターを作れるの?」という疑問も。
日本では施工事例がほとんど見つからず、見つかっても詳細情報が少ない状況でした。
Pinterestで海外の実例を見つけて「理論上はできそう」と考え、日本の施工業者さんに相談を重ねて、理想の形にしていきました。
そして最終的に、コンセントも埋め込んだアイランドカウンターが完成。
既製品と造作を組み合わせることで、コストを抑えながら、デザインも使い勝手も妥協しない「造作風」の仕上がりになりました。
この記事では、そんなわが家のアイランドカウンターの構成と、IKEAキッチンで実現するためのポイントを紹介します。
これからアイランドを検討している方の参考になれば嬉しいです。
あわせて読みたい:
IKEA METODでつくる、壁付けキッチンの実例と構成
アイランドカウンターのレイアウトの決め方
レイアウトの決め方
LDKのほぼ真ん中に位置するアイランドカウンターは、
見た目のバランスと通路幅の取り方が大切でした。
当初はペニンシュラ型も考えていましたが、
間取りの関係で、ペニンシュラにした場合、
カウンターにあたる部分が吹き抜け階段に沿った廊下になります。
この配置は、以前住んでいたデザイナーズハウスのキッチンとほぼ同じで、
廊下に面したカウンターは人が座ることもなく、手荷物置き場になってしまっていました。
私たちの暮らしには合わないと感じ、
最終的にペニンシュラではなくアイランドカウンターを選びました。
アイランドにするにあたり、カウンターまわりの通路幅は最小でも80cm以上を確保しました。
廊下側は余裕を持たせて、人がすれ違える配置です。

サイズの決め方
IKEAのベースキャビネットの奥行きは、
600mm前後 または 400mm前後 の2種類。
そのため、自然と奥行400mmを背中合わせに配置することに決まりました。
横幅は、アイランドカウンターがキッチンスペースからはみ出ないように調整し、
600mmを2台横並びにして1200mm幅に。
また、カウンターの高さは約90cm。
壁付けと同じIKEAメトードのベースキャビネットを使っているため、
高さも自然とそろい、空間に統一感のある水平ラインが生まれました。
アイランドカウンターの構成
全体の構成は、下記のようになっています。
| 部位 | 使用アイテム | 数量 | 加工・補足 |
|---|---|---|---|
| ベースキャビネット | IKEA METOD 4段引き出しタイプ(ME884) | 4台 | 両面収納(正面2台+背面2台) |
| 天板 | IKEA KARLBY ウォールナット | 2枚 | 継ぎ加工あり(専門業者依頼) |
| 側板・背面 | IKEA カバーパネル | 4枚 | 羽目板風ストライプ加工(業者加工) |
| コンセント | 埋め込み式ブラックプレート | 1箇所 | カバーパネル加工+配線工事(工務店+業者連携) |
背中合わせの構成は、IKEAのアイランドキッチン用組み立てキットを使用しています。
キッチンプランナーでもアイランドレイアウトとして設定可能です。
一方で、IKEAのパーツを組み合わせるだけでは叶わなかった部分は、
専門業者さんと相談して加工をしてもらいました。
その内容について、この章で紹介します。
ベースキャビネットの選定と収納内容

キャビネットは、IKEAメトードの4段引き出しタイプを4台採用しました。
アイランド側には、日常使いのカトラリーや食器、コップ類を収納。
背面側には、どんぶりや大皿など使用頻度が低い食器類、
家族が使う常備薬などを入れています。

家族が使いやすい収納スペースとして、
リビングに一番近い引き出しに常備薬を入れています。
すぐ取り出せてとても快適です。
カールビー天板の選定と加工方法

天板は、IKEAのカールビーを2枚継ぎ合わせて使用。
1枚あたりの幅が足りないため、専門業者さんに相談し、実績もあるとのことだったので、採用しました。

継ぎ目はわかりますが、自然な仕上がりに満足です。
側板の羽目板風仕上げ

キャビネットの側面は、カバーパネルを貼り、羽目板風に加工。
IKEAのパネルに溝を入れてもらい、造作のような立体感を出しています。

アイランドの側面の羽目板には異常なほど惹かれていて、
ストライプ加工はマストでした。
埋め込みコンセントの設置

リビングと反対側には、埋め込み式のコンセントを設置。
IKEAパーツでは対応できないため、こちらも業者さんに相談しました。
配線位置は工務店と業者さんで事前に確認してもらい、コンセントプレートなどは施主支給しました。
アメリカンデザインのブラックパーツがIKEAのカバーパネルによく馴染んでいます。
コンセントの位置やパーツ、
施工前に確認したことについては、
別記事で詳しくまとめています。
→ IKEAキッチンにコンセントは付けられる?メトードの壁付け・アイランドに埋め込んだ実例
暮らしの中で感じたこと
完成してから1年以上が経ちますが、
いまでもアイランドカウンターを見るたびに、「この形にしてよかった」と感じます。
天板をウォールナットにしたことで、空間に温かみが生まれました。
木材なので、定期的なオイルメンテナンスは必要ですが、その分、家具のような愛着も湧きます。
IKEAならではの海外デザインと、DIY感のある造作風の仕上がり。
諦めずに実現できて、本当によかったと思います。

次の記事では、IKEAと国内メーカーの価格感の違いや
実際にかかった費用について詳しく紹介します。



