
IKEAキッチンで、
エレクトロラックス製のフロントオープン食洗機(EEZ67301L/幅60cm)
を2年間使っています。
結論から言うと、印象はこの3つです。
- 容量は引き出し式(幅45cm)より余裕があり、入りきらないストレスが減った
- 大きめの鍋やフライパンが複数入る
- メンテナンスをしていれば、概ね問題なく使える
一方で現在は
- IKEAでフロントオープン食洗機は販売されていない
- Electroluxは2025年1月1日に日本事業を終了している
という状況になっています。
この記事では
- 導入した理由
- 2年使って感じたこと
- 実際のメンテナンス方法
- やらかした失敗
- 撤退後のサポート
に加えて、
フロントオープンと引き出し式を両方使って感じた「メリット・デメリット」も整理します。
引き出し式食洗機では容量が足りなかった
この家の前に住んでいた賃貸には、
Panasonicの幅45cmの引き出し式(Panasonicでは「プルオープンタイプ」)食洗機が付いていました。
当時は料理の仕事もしていたため食器の量が多く、
平日でも、
1日に2回使う日が多かったです。
使って感じたのは、
シンプルに容量が小さいということ。
新築のキッチンでは、
この経験から
フロントオープンタイプにする、と決めていました。
当時はフロントオープン食洗機の選択肢が少なかった
新居計画時(2022〜2023年)の日本では、
フロントオープン食洗機の選択肢はかなり少なく、
多くのキッチンメーカーは引き出し式食洗機が主流でした。
ミーレなど海外メーカーを選べるキッチンもありますが、
価格はかなり高くなります。
また、その頃は新型コロナや部材不足の影響も残っていて、
ミーレを含む海外食洗機は機種やタイミングによって納期が読みにくかった
(希望時期に入らない可能性があった)と記憶しています。
そこで候補に上がったのが、
IKEAの食洗機でした。

IKEAキッチンの本体価格もそうですが、
食洗機の価格差も他のメーカーと比べて
かなり安く感じました。
IKEA食洗機を選んだ決め手
当時販売されていたIKEAの食洗機は、
Electrolux製でした。
決め手になったのは、この3つです。
- フロントオープンで容量が大きい
- 価格が比較的手頃(約22万円/2023年購入時。扉材は別)
- キッチン扉と同じパネルを取り付けられる
特に最後の、
キッチンと一体化するデザインは
かなり魅力でした。

実際に使ってわかったこと
まず感じたのは、
期待通り、容量が大きくなったこと。
大きめの鍋やフライパン、ボウルなどが一度に入ります。
引き出し式食洗機で感じていた
入らないストレスがかなり減りました。
それでも、たくさん料理をするときは
夜に1回だけでは洗い切れない日もあります。
昼ごはんの後と就寝前の2回洗浄することもありましたが、
この場合は庫内がいっぱいにならず、
少し非効率に感じていました。
※メーカーの説明書でも、経済面・環境面の観点から
「食器がたまってからまとめて洗う」ことが推奨されています。
2年使って定着した運用
使い始めの頃は試行錯誤していましたが、
今は
夜間1回洗浄
という運用に落ち着いています。
現在、わが家にフィットしている使い方は以下です。
- 予洗い:気になる汚れは軽く落とす
(メーカーは、行う必要はほぼないとしています) - 洗剤:フィニッシュ キューブ 1個
- リンス:最小限(レベル1A)
- コース:オートセンスプログラム(AUTO Sense)
- 運転:基本は夜間1回
AUTO Senseは
汚れ具合や食器量をセンサーで判断して
温度や水量を調整するコースです。

1日の使用回数をコントロールすることで
製品寿命が少しでも伸びたらいいな、
と思っています。
わが家の定期クリーニング

使い始めて2ヶ月ほど経ったころ
操作パネルに Machine Care の表示が出ました。
これは庫内クリーニングのサインです。
それ以来、わが家では
定期的にメンテナンスをする運用にしています。
実施する内容は以下です。
- フィルター掃除(月1回)
- スプレーアーム掃除(数ヶ月に1回)
- Machine Care(庫内クリーニング)(月1回)
- 庫内や周辺の清掃(月1回)

毎月はじめの日曜日と決めて、
スケジュールアプリに入れています。
フィルター掃除(月1回)

フィルター掃除は、
網目に細かい汚れが蓄積しているため、洗って取り除きます。
やることはシンプルで、
- フィルターを外す
- 水洗い(汚れが強いときは軽くこすり洗い)
- しっかり戻す
これだけです。
スプレーアーム掃除(数ヶ月に1回)

スプレーアームの穴が詰まると、
洗浄力が落ちます。
実は一度、
1年くらい実施しなかったことがあり、
洗浄力が弱まって慌てて掃除しました。
掃除をしたら、
体感として洗浄力は戻りました。
それ以来、
数ヶ月に1回は見るようにしています。

はじめて下部スプレーアームを取り外そうとしたとき、
引き上げて抜くだけで取れるはずが、なかなか取れずに苦戦しました。
Machine Care(庫内クリーニング)(月1回)
Machine Care(庫内クリーニング)の洗浄コースで、庫内を洗浄します。
メーカーは専用クリーナーを使った庫内洗浄を、2ヶ月に1回程度推奨しています。
わが家では、月の終わりには庫内の汚れが気になってくるため、月1回にしています。
フィルターとスプレーアームの掃除が終わってから洗浄します。
庫内を空にした後、1時間ほど運転するため、
朝に行うようにしています。
洗剤は、公式の食洗機クリーナーが見つからなかったため、
入手しやすいボッシュの食洗機クリーナーを使っています。
私は1回あたり約30g使っています。
目安としては、洗剤コンパートメントが8割くらい埋まる量です。
庫内や周辺の清掃(月1回)
洗浄後は扉を開けて、
閉めた状態では洗浄されない部分を拭き取ります。

食洗機周辺は、案外汚れがついているため、
キッチン扉なども拭き取ります。
扉の異音が出たときの対処(補足)
メンテナンスというほどでもないのですが、
扉の開け閉めで「ギーっ」と鳴ることがあります。
そのときは、
扉の開閉で動く金属部分にだけ、少量の潤滑剤を使っています。
付属の極細スプレーで
様子を見ながら少量ずつ吹き付けます。

金属部以外に付いた場合は、
すぐ拭き取ります。
※メーカー推奨ではありません。心配な場合は、施工業者やサポートに確認するのが確実です。
引き出し式食洗機を使っていた頃と変わらなかったこと
食洗機が変わっても、
変わらない部分もありました。
ここでは、引き出し式(Panasonic幅45cm)を使っていた頃と比べて、
フロントオープン(Electrolux)でも同じだと感じた点をまとめます。
完全には乾燥しない
引き出し式(Panasonic)は、機種にもよりますが、
洗浄後にヒーターで温風を送り込む「ヒーター乾燥」の説明があるタイプです。
一方、Electroluxは乾燥工程の最後にドアが自動で少し開いて乾かす仕組み(AirDry)の説明があります。
方式は違うのですが、
私の感覚では乾燥の程度は大きく変わりません。
どちらの食洗機でも、
運転終了後すぐに片付けるというより、
時間が経ってから戻す運用だったからです。

食洗機を使う前は、洗浄〜乾燥後はすぐに食器をしまえるものだと思っていましたが、
そういうわけにはいかないんですよね。
まれですが、食器が少なかったり、乾きやすいものであれば、布巾なしでしまえる時もあります。
また、リンスを多めに使ったこともありましたが、
経済面などを考えて、今の量に落ち着いています。
水が溜まりやすい食器・調理器具は同じ

くぼみがある食器やプラスチック製の食器などは
引き出し式でもフロントオープンでも乾きづらい印象です。
例えば、以下のような食器などです。
- ホーロー容器のふち
- 茶碗やお皿の台座(高台)部分
- プラスチック製の容器
乾いていない食器を1つ1つ布巾で拭くのが面倒なときは、
水滴を落として、大判布巾の上に広げて自然乾燥しています。

経験上、わが家の手持ちの食器(イッタラ/アラビア/コレール)に限って言うと、
食洗機との相性が良いように感じます。

予洗いはしている(ただし頻度は減った)
メーカーは「食べかすは取り除けば、基本的に予洗いは不要」としています。
ただ、私は
・ケチャップなど色の濃いソースが付いた食器を入れると、
プラスチック製のものに色移りした経験があること
・細かい食べかすは、水洗いした方が取り除きやすいこと
この2つの理由から、
必要に応じて軽く流してから入れています。
とはいえ、引き出し式食洗機の頃と比べると、
予洗いの頻度は減っています。
フロントオープン食洗機のメリット・デメリット
60cmのフロントオープン食洗機の大きさは、
メリットでもありデメリットでもあります。
デメリット:扉が大きく、動線に干渉する

開けっぱなしにすると、
- 間取りによっては通路を塞ぐ
- 小さな子どもには少し危ない
という面があります。
また、キッチンを組むときに
食洗機で幅60cmを取られるため、
その分、収納スペースは減ります。
当たり前の話ですが、
家づくりはこういう取捨選択の連続だと感じました。
メリット:大物が入るだけで、日々の負担が軽くなる
一方で、容量が大きく、
鍋やフライパンまで入るため、
食器洗いのストレスは確実に減りました。
現時点では、
フロントオープン食洗機を選んだことに満足しています。

正直、食洗機を入れたからといって、
片付けの手間が0になるわけではありません。
食器を並べて入れて、終わったら戻す。
この作業は毎日あるので、普通にめんどくさいです。
ただ、それでも手洗いの量が減るのは助かっています。
■ 補足:知らないとやりがちな落とし穴(私がやらかした)
知らないとやりがちな落とし穴があります。
一度、背の高い食器を置いてしまい、
洗剤ケースのフタがうまく開かない状態になりました。
結果、ほとんど洗えていませんでした。
あとから説明書のトラブルシュートを見返したところ、
「洗剤ケースのフタが開かない」ケースとして載っていました。
食器の置き方ひとつで起きるので、
洗剤ケースの前だけは塞がないようにしています。

もうひとつは、洗剤(タブ)まわりの失敗です。
洗剤ケースに水滴がついた状態で、
タブ洗剤を入れてしばらく置いてしまったことがありました。
その結果、タブのフィルムが溶けてケースにくっつき、
洗剤がうまく効いていなかったような状態になりました。
それ以来、タブを入れるときは、
洗剤ケースが濡れていないかを軽く確認してから入れるようにしています。

Electrolux撤退後の修理対応について(問い合わせ結果)
Electroluxの日本事業撤退のニュースを知り、
保証期間後の修理対応について問い合わせてみました。
2026年3月時点での回答は次の通りでした。
- 有償修理はサポート窓口で受付可能
- ただしサービス提供期間の終了時期は未定
つまり、現時点では修理窓口は残っているものの、
「いつまで対応するか」は明言されていない状態のようです。
私の機種(EEZ67301L)は現在問題なく使えていますが、
今後のサポート状況については引き続き確認していこうと思います。
また、受付は可能でも、故障内容や部品在庫によっては修理できない可能性もあるため、
異音やエラーが出たら早めに相談しようと思います。
参考|各社公式サイトなど
- Electrolux お客様サポート(修理・問い合わせ)
→ 問い合わせ(メール)に対して、当日中に回答がありました(2026年3月時点) - IKEA 食洗機(現行ラインナップ)
→ 少なくともIKEA公式の日本サイトでは、引き出し式のみ(2026年3月時点)
■ 使っているもの(または近いタイプのもの)
- ボッシュ|食器洗浄機用庫内クリーナー
楽天市場で見る|Yahoo!ショッピングで見る|Amazonで見る
→ Machine Care用。
定期的に使うため、大容量タイプを購入しています。 - フィニッシュ|食洗機用洗剤 パワーキューブ
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→ お買い得なときに、まとめ買いしています。 - フィニッシュ|食洗機乾燥仕上げ剤 リンス
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→ 説明書にも「余熱乾燥の効果を高め、
食器を美しく保つためにリンス剤の使用をおすすめします」とあります。
わが家は「1A」で最小限にしています(上げると消費が早くなります)。 - Georg Jensen Damask(ジョージ・ジェンセン・ダマスク)| Egypt(エジプト) キッチンタオル
楽天市場で見る|Yahoo!ショッピングで見る|Amazonで見る
→ 食器を自然乾燥させるときに使う大判布巾。
Egyptは分厚くて丈夫。ABILDと合わせて4枚をローテしています。 - CORELLE(コレール)|ウインターフロストホワイト スクエア小皿
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→ 乾きやすいと感じる皿。スタッキングしてもスッキリしていて使いやすい。

