
IKEAのキッチンを採用してから、1年以上が経ちました。
壁付けキッチンとアイランドカウンターの両方を「METOD(メトード)」シリーズで構成し、特に問題もなく、日々の家事で不便を感じることはありません。
家づくりの当初は、国内メーカーのキッチンもいくつか検討しました。
けれど、理想のデザインやレイアウトを実現しようとすると、
予算とのバランスがどうしても難しくなってしまって。
最終的に、IKEAを選んだのは「価格」だけではなく、
構成を自分の手で決められる自由さと、価格が明快である安心感でした。
このあたりの経緯は、以前の記事「IKEAキッチンを選んだ理由」で詳しく紹介しています。
IKEAキッチンを選んだ理由|シェーカースタイルとの出会いと決め手
この記事では、
実際に壁付けキッチンとアイランドをIKEAで組み合わせたトータルのコスト感や、
国内メーカーとの違いを通して感じた満足度・判断基準をまとめます。
国内メーカーとIKEAの価格感の違い
新居のキッチンを検討していた当初は、国内メーカーで検討していました。
Panasonic、LIXIL、タカラスタンダード、TOTOなどの代表的なメーカーはもちろん、
WOODONE、ナガイ、サンワカンパニー、toolbox、浜友、ウッドセッションなど、
理想を叶えられそうなメーカーは一通り調べました。
インターネットで知れる情報をできる限り集め、
実際にショールームへ足を運びながら比較を重ねました。

けれど、私が実現したかったのは、
高級感よりも暮らしに馴染む「海外風シェーカー扉」のキッチン。
そのイメージに近いメーカーは少なく、
I型+アイランドカウンターにすると、どこも費用が高額でした。

国内メーカーのかまち扉って、なぜか見た目も価格も高級なんだよね…
その後、試しにIKEAのキッチンプランナーで構成を考えてみると、
想像していた以上に材料費が抑えられることがわかりました。
しかも、「海外風デザイン」ではなく「海外デザイン」そのものという点でも、
デザイン面の納得感がありました。
具体的な材料費と支払い額
IKEAで構成したキッチン全体(壁付け+アイランド)の材料費は、おおよそ70万円台。
これに組立・設置・加工費などを含めると、最終的な支払い額は160万円台前半(税・工賃込)でした。

IKEAキッチン全体の見積もり概要は、以下のとおりです。
| 区分 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 見積時期 | 2023年2月 | IKEA 店頭見積 |
| 構成 | 壁付けキッチン+アイランドカウンター | METOD × LERHYTTAN(ブラックステイン)+ KARLBY 天板(ウォールナット) |
| 商品価格合計(税込) | 743,800円 | 配送料 施工費別途 |
| 主な施主支給品 | 取手、IHコンロ、水栓、コンセントパーツ | IKEA以外の製品を選定・支給 |
| 業者発注品 | シンク(BLANCO/ETAGON700-U)、天板(staron/人工大理石) | 業者を通じて発注・加工 |
| IKEA購入品の内訳(主なもの) | キャビネット本体・引き出しパーツ・脚・蹴込み板・カバーパネル・天板(アイランド側) |
この中には、羽目板加工、食洗機、水栓の取付、電気工事などの施工費も含まれています。
一方で、取手やコンロ、水栓、コンセントパーツなどは施主支給。
施主支給品は、合計で約25〜26万円でした。
(詳細は別記事で紹介予定です)
IKEAパーツを基礎に、他メーカーを組み合わせることで、コストを抑えながらもデザインの自由度を高めました。

この価格で理想を詰め込めたのは、本当に満足度が高いです。
補足:アイランドカウンター単体の材料費(参考値)
参考までに、アイランドカウンター部分だけで見た場合の
材料費は以下の通りでした(2023年2月時点見積もり)。
- ベースキャビネット(4引き出し)×4 … 208,800円
- カバーパネル … 32,000円
- カールビー天板(ウォールナット) … 45,800円
- アイランド用部材 … 15,000円
- +蹴込み板・脚など(内訳不明)
材料費:約27万円(税込)
※施工費は壁付けキッチンと合わせての請求だったため、アイランド単体の総額は不明です。

IKEAは「明快さと自由さ」のある選択
価格の「見え方」の違い
家づくりを進めていく中で、
国内メーカーのキッチンは見積もりの仕組みが少し複雑だと感じました。
一般的には、
メーカー(定価) → 工務店(値引き) → 施主
という流れで価格が決まります。
値引きがあるのは嬉しいものの、
施主としては「最終的にいくらになるのか」が見えづらく、
費用感だけでも把握したいのに、それが難しい場面もありました。
一方、IKEAは店頭見積もりがそのまま実際の材料費。
施工を依頼する場合は、別途、専門業者を選定して見積もりを取る必要がありますが、
材料費が最初から明確にわかる点が、私には合っていました。

見積もりまでの「遠回り感」
わが家がお願いした工務店さんはとても明瞭会計で、
各部材や割引率まで細かく記載された見積書を出してくれました。
それでも、
「メーカーで見積もり → 工務店へ共有 → 修正・反映 → 再見積もり」
というやり取りを何度も行う必要があり、
確認や調整に時間がかかる大変さを実感しました。

これはキッチンに限らず、注文住宅全体に言えること。
決める項目が多く、こちらも常に検討と確認の連続です。
そのたびに、工務店の担当さんが夜遅くまで対応してくれる姿を見て、
「もうこれ以上お願いするのが申し訳ない…!」と思うこともありました。
家づくりは施主の努力だけでなく、
担当さんの誠実なサポートに支えられていると実感した瞬間でもあります。
パーツ選びの自由さ
IKEAキッチンの魅力は、やはりパーツを自分で選べる自由さです。

扉や取手、天板、脚などを自由に組み合わせて、
自分らしいキッチンを形にしていく過程が本当に楽しかったです。
完成したとき、「理想がそのまま形になった」と思えたのは、この自由度のおかげでした。

実際に具現化できたのは、IKEAキッチンを入れることを快諾してくださった工務店さん、そして細かいリクエストに応えてくださった専門業者さんの柔軟さがあったからこそ。
本当に感謝しています。
まとめ
結果的に、I型+アイランドのディテールまでこだわったIKEAキッチンは、ほとんどの要望を叶え、200万円に届かない価格で完成しました。
「ただ安いから」ではなく、
「コストバランスとデザインがよいから」IKEA。
予算を抑えながらも、
理想を自分の手で形にできたことが、何よりの満足につながっています。

暮らしに馴染むナチュラル感が好き。
設備も自由に選びたい。
できればコストも抑えたい。
そんな方は、IKEAがぴったりだと思います。



