外壁|WALL-J(Mitten製)ラップサイディングを選んだ理由と、住んでから分かったこと

WALL-Jのラップサイディング外観

新築計画中、外壁については、
工務店さんとの本契約前に
2〜3種類に絞って検討していました。

もちろん「アメリカンハウス風」に憧れもありましたが、
気づいたら、北米で使われている素材に
行き着いていた、という感じです。

性能重視の夫と、
デザイン重視の私が、
そうした検討の末に
最終的に選んだのは
旭トステムで取り扱いのある
WALL-Jのラップサイディング。

この記事では、
採用までの経緯と、
住んでから感じた変化についてまとめています。


Advertisement

ラップサイディングを選んだ決め手

新築を計画し始めて、
半年ほど経った頃には、
私たちの方向性は
「アメリカンハウス」で固まってきました。

これまでに、
10社ほどの工務店さんや建築事務所の方と
お話をさせてもらいましたが、
後半に伺った数社は、
アメリカンハウスを専門的に手がけている方々でした。

その中で、
印象に残っている話があります。

「アメリカンハウスの外観は、
いつ建てられたものであっても、
意匠として古く見えることはないんです。

逆に外壁を見ると、
『ああ、この家はあの頃に流行った造りだな』と
分かってしまうこともあります。」

本格的にアメリカンハウスを手がけている
担当の方の、
何気ないつぶやきでした。

ただ、この言葉が、
私の中ではかなり残っていて。

伝統的でありながら、
今の暮らしにも違和感なく馴染むこと。
流行り廃りではなく、
長く続いてきたデザインであること。

そういった点が、
ラップサイディングを選ぶ上での
大きな後押しになりました。


Advertisement

「ラップサイディング」という言葉について

ラップサイディングの横張り
横に重ねて貼られるラップサイディング

ラップサイディングは、
横に重ねて貼る外壁のことですが、
ひと括りに「ラップサイディング」と言っても、
素材はいろいろあります。

木、
窯業系、
金属系、
樹脂。

現代の日本では、
これだけ選択肢があるので、
「アメリカンハウス=ラップサイディング」と言われることもありますが、
少し違うな、と思いました。

Aomi
Aomi

「ラップサイディング」って言葉、
最初は正直、あまり頭に入ってこなくて。

あれ?
この家もラップサイディング。
あの家もラップサイディング。

でも、
「アメリカンハウス」ではないよね?
みたいな。

横張りにも、
いろんな素材の外壁がありますが、
私たちが目指していた
「アメリカンハウス」の外壁材は、
実はそう多くありませんでした。


Advertisement

樹脂サイディングを検討する

本場・北米の横張り外壁に使われる素材は、
大きく分けると、

木(Wood Siding)、
樹脂(Vinyl Siding)、
繊維セメント(Fiber Cement Siding)

この3つが主流と言われています。

まず、木のサイディング。
歴史があって、
トラディショナルな印象も強い素材ですが、
本場の考え方と同じく、
コストやメンテナンスの点を考えると、
わが家の選択肢には入りませんでした。

次に調べたのが、
樹脂サイディングです。

耐久性が高く、
メンテナンスの手間が少ない。
さらに、軽量であること。

このあたりが分かってきて、
性能重視の夫は、
かなり前向きに見ていたと思います。

Aomi
Aomi

夫が当時、
「家につけるものは、軽い方がいい」
と言っていたのを覚えています。

あとから調べてみると、
耐震性の観点からも、
外壁は軽い方がよい、
と言われていることを知りました。

そうして、
樹脂サイディングに絞って考え始めると、
国内で現実的に検討できる選択肢は、
思っていたより多くありませんでした。

最終的に比較したのは、2社。

性能面については、
正直なところ、
大きな差があるのかは分かりませんでしたが、
サンプルを取り寄せて、
実物を見ながら検討しました。

Aomi
Aomi

見積もりの段階では、
窯業系サイディングである

ニチハ モエンサイディングS18
よろい4段木目調

も候補に入れ、
費用感も含めて、かなり悩みました。


Advertisement

WALL-Jに惹かれた理由

樹脂サイディングのサンプルは、
他の素材のサンプルと比べると、
正直、少し薄っぺらく、
頼りなく感じるかもしれません。

実際、
はじめにサンプルを見たときは、
そんな印象を受けました。

Aomi
Aomi

樹脂だしね。
軽い理由も納得、

という感じ。

サンプルを取り寄せて、
実際の手触りや色味を確認できたのは
もちろん良かったのですが、
外壁については、
それ以上に 施工例を見ること を重視しました。

というのも、
サンプルはどうしても、
手元で小さな面積を見ることになります。

実際に使われる外壁全体の、
ほんの一部を凝視して判断するのは、
少し違う気がしていました。

外壁って、
近くでじっくり見る時間よりも、
少し離れたところから
家として見られる時間の方が、
圧倒的に長い。

そう考えると、
手触りよりも、
遠目で見たときの印象の方が
大事なんじゃないか、と思いました。

WALL-Jは、
ラップの陰影がはっきりしていて、
外壁全体で見たときに、
のっぺりした感じになりにくい。

色味のニュアンスも好みで、
施工例を見ていく中で、
できることなら
WALL-Jを採用したい、
という気持ちが強くなっていきました。

WALL-Jはいくつか種類がありますが、
検討していたのは
「ダブルフォー・ホリゾンタル」です。


防火対応と、正直な費用感について

樹脂サイディングを第一候補にして
検討を進めていましたが、
途中で、
外壁が樹脂サイディングだと
防火認定を取れない

という点が分かりました。

防火認定については、
建てる地域によって
必要・不要が分かれます。

わが家の地域では、
樹脂サイディング単体では
条件を満たさず、
下地材を組み合わせることで
対応する必要がありました。

具体的には、
MOISS(モイス)を入れることで
クリアしています。

モイス施工の様子
防火対応として採用したMOISS

その分、
材料費と施工費は
どちらも加算されました。

WALL-Jの材料費・施工費も含めると、
検討していた選択肢の中では、
正直いちばん高額なプランだったと思います。

ただ、
性能面でのメリットも大きく、
調湿なども気にしていた夫にとっては、
納得できる選択だったようです。

Aomi
Aomi

お願いした工務店さんは、
これまで取り組んだことのない建材も、
一緒に検討してくれるスタンスでした。

樹脂サイディングも
初めて扱う建材だったと思いますが、
探り探り、
確認しながら進めてくれていたのを
覚えています。


施工例が少ない中で、WALL-Jの色を決めた話

外壁をWALL-Jにすると決めたあとは、
発注までに
色を決める必要がありました。

当時、
公式サイトやSNSなどで施工例を探しましたが、
施工例が豊富にある、
という状況ではありませんでした。

候補として迷っていたのは、

ホワイト、
サテングレー、
インディゴ。

この3色です。

Aomi
Aomi

夫は性能面にしか興味がなく、
色については
「どれでもいい」とのこと。

意見が割れないので、
その点はラクとも言えます。

完成後のイメージが
一番しやすかったのは、
ホワイト、次いでサテングレーでした。

一方で、
インディゴは
ずっと気になってはいたものの、
実際の施工例が見つからず、
決めきれずにいました。

判断するために、
インディゴの施工例を探し続けましたが、
なかなか見つかりません。

そんなとき、
ふと、
サンプルの裏側を見てみると、
「Mitten」という文字が目に入りました。

WALL-Jは、
Mitten社の
「Oregon Pride」という商品だったことを思い出し、
Mitten社の公式サイトを見てみることにしました。

すると、
インディゴの施工例が
1枚だけ掲載されていました。

Aomi
Aomi

ニュアンスカラーは、
写真や実物、
光の当たり方によって
見え方が大きく変わります。

1枚の写真や、
小さなサンプルだけで
判断するのは、
正直むずかしいと感じていました。

実際、
WALL-Jのサンプル写真と、
Mitten社の施工例では、
少し印象が違うようにも見えました。

その後、
別のキーワード(Mitten Oregon Pride Indigoなど)でも検索をかけ、
インディゴを使った施工例を
もう1つ見つけました。

最終的には、
その2つの施工例が、
インディゴに決める大きな判断材料になりました。

施工例が十分に揃っている、
という状況ではありませんでしたが、
自分なりに納得できる材料は
集められたと思います。


現場の様子と、当時の記憶

外壁に取り掛かる前、
事前の現地確認として、
旭トステムのロゴが入った作業着を着た方が、
3人ほど現場に来ていたのを覚えています。

私は、
「いよいよ、あの外壁が貼られるんだ」
と、
ただそれだけで、少しワクワクしていました。

WALL-J外壁材の搬入
外壁材が現場に搬入された様子
窓まわりの納まり
窓まわりのディテール
外壁角の納まりと配線用の穴加工
角部分の納まりと、配線用の穴加工
WALL-J施工途中
一面ずつ施工される外壁

住みはじめてから分かったこと(メンテナンスの話)

メンテナンスがラクと謳っていますが、
汚れは付くので、必要に応じてケアしています。

わが家の場合、
とくに汚れが気になるのは、

  • 雨がかかりづらいポーチまわり
  • 排気口の下

ポーチまわりは砂っぽい汚れが付きやすく、
排気口の下は黒っぽい汚れが目立ちます。

ポーチ周りの外壁
雨がかかりにくいポーチ周辺は汚れが目立つ
排気口下の汚れ
排気口下に出やすい汚れ

新築当初はこまめに掃除をしていましたが、
現在は、
汚れが気になったときに、
年に2回ほど水拭きをする程度です。

雑巾か、
洗車用の水が出るスポンジを使っています。

Aomi
Aomi

今思えば、
排気口はなんとか手が届く位置でよかったです。

また、住み始めてしばらくすると、
濡れたように見える
丸いシミが浮き上がってきました。

最初は、
乾いていないだけかな?
と思っていたのですが、
時間が経っても消えず、
中性洗剤を使っても落ちませんでした。

外壁に浮き出た丸いシミ
住み始めてから気づいた、外壁の丸いシミ

調べてみると、
環境要因による 化学変化で起こるシミの可能性が有力かな、
と思いました。

Aomi
Aomi

ショックで、
よく調べもせずに
数カ所をメラミンスポンジでこすってしまいました。
完全に、やってはいけないケアでした。

夫に共有すると、
「そうなんだ」
くらいの反応で、
それ以上は特に気にしていない様子。

近隣の方を含め、
この外壁をじっくり見る人は
ほとんどいないな、
と思うようになり、
私自身も、
徐々に気にしなくなりました。

猛暑や、
やや海に近い立地もあり、
そのあたりが影響しているのかもしれませんが、
現時点では、
このシミの正体を
断定できていません。

しばらくは、
経過を見ていこうと思っています。


まとめ|WALL-Jを選んで、今思うこと

住んでみて気づいたこともありますが、
WALL-Jの見た目は非常に良く、外観については今も満足しています。
真価は、10年、20年、30年と住み続けてから、だと思っています。

Aomi
Aomi

アメリカンなデザインが得意な外構業者さんに、
外壁を褒められたときは嬉しかったです。
この外壁でガレージを作りたいと話していたので、
製品名も共有しました。

参考|各社公式サイト

WALL-J|商品案内|旭トステム外装|LIXILグループ
→ WALL-J ラインナップ、
  色のバリエーションなどを確認できます。

MOISS TM(モイス)耐力面材|家を守る不燃・高強度建材
→ わが家が採用した建材です。
  性能・機能など詳しく書かれています。

Oregon Pride Vinyl Siding | Horizontal Vinyl Siding | Mitten Vinyl – Mitten Building Products
→ Mitten社の公式商品ページです。
  当時の色選びの参考にしました。

ニチハ|モエンサイディングS18|よろい4段木目調
→ 検討段階で比較していた窯業系サイディング


■ 外壁掃除に使っているもの

タイトルとURLをコピーしました